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TTOEFL、TOEIC、英検どの様な違いがあるのでしょうか?勉強の仕方も違うのでしょうか?

 

日本の英語系試験で有名なTOEFL、TOEIC、英検。違いをすでにご存知の方も多いと思いますが、あえてご説明させて頂きます。この3つの試験は、英語の試験である事は変わりませんが、方向性がまったく違うと思います。

 

さて、ここでは、各試験についてシンプルな違いを考えてみましょう。

 

TOEFLは米国大学へ入学するために必要な試験です。米国大学と言っても有名私立大学から、試験無しで誰でも入学できる私立大学までピンキリですので。現在は英検でも入学できる米国大学もあるようです。しかし、有名私立大学や一般的な米国州立大学に入学するには、ある一定のTOEFLスコアが必要です。TOEICや英検は、州立大学入学試験としては、一般的には使えません。TOEFLは、大学の授業について行ける学力が英語で身についているかを確認するための試験です。簡単に言いますと政治・経済・自然科学などのアカデミックな知識を英語で理解できないとスコアが取れないと。最近では、ゲーム感覚での問題の反復練習により、高いTOEFLスコアをたたき出す方もいらっしゃるようですが。米国大学の授業にはついていけない人が多いようです。企業でも使えないTOEFLハイスコア組が問題になってますね。TOEFLでハイスコアでも、英語を使いこなせるわけではないので。世界中の多くの人々は英語の試験としてTOEFLを受験しています。

 

TOEICについてですが。ビジネス英語検定のような感じですかね。古い資料になりますが、2005年のTOEICの国別受験者割合を調べると「日本人 65%、韓国人 12%」です。77%の受験者が日韓で占められているということが分かりました。要はTOEIC試験というのはこの2カ国のための試験になっていました。2005年以降は、国別受験者割合は更新されていないのです。現在の国別受験者割合を調べることは不可能ですが、このような状況は変わってないと思います。現在、2005年国別受験者割合公式データがなかなか見つかりませんが、もしかしたら見つかるかもしれませんので、ご興味のある方は「The TOEIC Test. Report on Test Takers Worldwide 2005」で検索して見てください。その他「TOEIC試験は日本人のために作られた」というキーワードでも検索して頂くと状況が把握できると思います。外国人にTOEFLについて聞くと知ってますが、TOEICを知らない人が多いのはこういう事ですね。

 

英検ですが。受験英語をベースに成り立っています。簡単に言いますと、学校で習う英語をベースとして基準付されているということです。英検3級が中学3年生程度。英検2級が高校3年生程度。この様な事から、大学受験をするなら英検が良いと。

 

さて、あと4年後から大学受験の英語は、TOEFLになるそうです。TOEFLは、世界で通用する唯一の英語試験と言い切れるくらいの英語試験ですので、これは歓迎すべきことだと私個人的には思います。日本人が高度な英語力を身に付け、海外の大学に進学したり、国際感覚を身に付け、国際競争力を付け、もっと国際貿易に強くなれば、素晴らしい国益となり、日本は右肩上がりに成長する可能性もあります。

 

しかし、現在、日本の英語教育の中で、誰がTOEFLを教えるのでしょう?誰が教えられるのでしょう?教えられる人は、多くはいないと思います。不安が満載の大学受験英語TOEFLです。

 

が、現在の受験英語の概念にとらわれなければ、誰でもTOEFLハイスコアが取れ、英語の実力も付くと思います。早めに本格的な英語学習を始めるか。短期間でもかなりの時間を英語学習に費やすれば、誰でも不可能では無いと思います。英語は受験科目としての認識をやめ。ただ単にハイスコア得点にこだわるのではなく。語学として英語習得を目指せば、もっと楽しく高度な英語が身につくと思います。

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